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2007年4月アーカイブ

肋間神経痛の注意点

肋間神経痛の症状は、肺気胸(肺に穴が開く病気)の症状と間違えやすい事が
ありますので、呼吸が困難で胸が苦しく痛い場合は呼吸器外科などの
専門医の診察を受けた方がいいです。

また、脊椎(結核、梅毒、腫瘍など)・脊髄の炎症、梅毒性脊髄膜炎、
脊髄腫瘍、大動脈瘤、胸膜炎、肺炎、肺がん、カリエスなど、様々な病気の関係・初発症状の場合もあります。

がんの転移でも肋間神経痛が起こりますが、これは椎体の変化がありますので、
レントゲンやMRI、CTで診断できます。
※ガンの転移では、夜間に横になることが出来ず、座ったままでしか
眠れないこともあります。
病気が原因の肋間神経痛は、胸腔内および腹部臓器の疾患のための痛みが
もとになっている病気の治療が必要です。

胸のあたり、とくに脇腹のあたりに突然痛みが走ったという場合には、
肋骨骨折や胸部の癌でも同じような場所に痛みが走るのでまず医者に
診てもらいレントゲン撮影でも異常がみられなかったのであれば、
肋間神経痛の可能性が高いです。

肋間神経痛と鑑別すべきものとしては、骨疾患のための骨痛や脊髄疾患等のほか、
特に狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤、自然気胸、消化性潰瘍、
胆石症などの鑑別は重要で、自然に消滅することが多いが持続する
こともあります。

肋間神経痛の主な原因

■肋間神経痛の原因

・神経の圧迫によるもの
肋骨、胸椎のゆがみや関節の動きの低下が起こる事によって、その周囲の
肋間筋は緊張して神経を圧迫してしまいます。
神経の圧迫による肋間神経痛の多くは一時的な症状で、不自然な姿勢や
疲労により突然症状が出現し、肋骨と背骨の関節が緩んで神経が骨や
筋肉の間にはさまれて痛みが起きます。

・外傷によるもの
胸椎・肋骨の圧迫骨折・骨折やひび、胸部・背部の打撲など、外部からの
圧迫などによる神経炎、またはその後遺症が原因となり肋間神経痛が
出現する場合。
もしくは中年女性に多く見られるようですが「骨粗しょう症」のため、
せきやくしゃみ・弱い外力などでも骨折する場合があるそうです。

・その他の病気・疾患感染によるもの

ウイルス性疾患である帯状庖疹(ヘルペス)も肋間神経痛をきたすことが
ありますが、同時に神経の支配領域に相当する部位に小水泡をもった
発疹を伴うことが特徴です。
ヘルペスウイルスが原因である場合は基礎に免疫力の低下が存在しますので、
この免疫力の低下は疲労からきている場合が多いため、休息が必要になります。
また帯状庖疹(ヘルペス)によるものの場合は、帯状疱疹が治った後でも
肋間神経痛が残る場合が多くあります。
この様な場合、血液の検査をしないと正しい診断はつきませんが、
痛みが非常に激しいことと、二週間ぐらいで痛みが減少するのが特徴です。

肋間神経痛の原因

肋間神経痛は、原因不明の原発性肋間神経痛と、原因の明らかな続発性
肋間神経痛に分けられます。原発性肋間神経痛は過度のストレスが原因で
誘発されることもあります。
原発性肋間神経痛は、心因性の痛みや続発性の痛みを除いたうえで、
末梢神経に何も病変も見出さないものをいいます。

一方、続発性肋間神経痛は、末梢神経および脊髄の知覚神経の刺激や
障害によって出現します。
続発性肋間神経痛の原因としては、肋間神経のまわりの炎症などの
初発症状である場合もあり、変形性脊椎症などの脊椎の病気や帯状疱疹
(ヘルペス)が原因で起きることが多く、胸膜炎、肺炎、肺がんなどの
胸部の内臓が関係していることがあるので注意が必要です。

肋間神経痛の症状

肋間神経痛の症状は、背中から胸腹部の末梢神経である肋間神経に起こる
激しい痛みです。
肋間神経痛の症状は様々で、症状の幅が広いため、自分で判断して
我慢してしまうことが多いようです。
主なものとしては、胸椎ヘルニアなどからくる神経圧迫や、脊髄の腫瘍、
外傷性の血腫、胸椎の捻挫、帯状疱疹(ヘルペス)などの感染により
神経の刺激を受けた結果出てくる痛みや違和感などです。

時には湿布を張るだけで、肋間神経痛を我慢して済ましてしまう人もいます。
実際に湿布でよくなる場合もあるとは思いますが、必ずしもそうでない
場合もあります。

肋間神経痛が疑われる場合はしばらく様子をみて、あまり症状が変わらない
ようなら自己判断に頼らず、必ず専門医の診察を受けることをお勧めします。
その上で、症状にあった治療を受けてください。

肋間神経痛は痛みの症状の差が大きいので、ひどいときには声を出すたびに
激しい痛みを感じることがあります。

また、咳やたとえば深呼吸でさえも痛みが走るといった場合も珍しくはないようです。
逆に、肋間神経の症状が軽い場合、症状に合った薬を飲んだり漢方などで
改善されることがあります。

三叉神経痛の症状

三叉神経痛の症状の特徴は、咀嚼(かむ) 、歯磨き、洗顔、ひげ剃り
などの動作の際に片側の顔面に痛みが出るといったものです。
三叉神経痛の痛みは激痛で、痛みの時間は短いのが症状の特徴です。
三叉神経痛は強烈なので、患者はこれらの痛みが出る動作を避けようとします。
その為顔を歪めてしかめ面になってしまいます。

三叉神経痛には、突発性の症状と症候性の慢性的な痛みがあります。
慢性的な痛みや違和感は比較的少ないといわれておりますが、僅かな
違和感や痺れを三叉神経痛とは思っておらずに生活している方も多くおられます。

症候性の異常の中には、顔の皮膚に虫が這っている感じとか、痺れている
感じとか等の軽い症状もある様です。また口の中や鼻の中の粘膜の異常、
角膜の異常、歯の異常などで、なんら医療的な原因が見当たらない
にもかかわらず、神経支配域に違和感を感じる事もあります。

三叉神経痛は、顔面神経痛とよく間違われますが、顔面神経痛と呼ばれて
いるのは実は三叉神経痛なのです。顔面神経の異常は顔面の運動神経の麻痺です。
また味覚異常です。つまり顔面神経麻痺が正しいのです。

視床痛

視床痛
 脳血管障害の後遺症として、障害側の上下肢に不快な痛みを伴う
ことがあります。視床痛はその代表的なものです。通常、障害後数週から
数ヶ月経過したあとに出現します。視床痛の症状は、原因をとり去ることもできず、なかなか治療が効を奏さない激しい痛みを頑痛で、
痛みは持続性、発作性で焼けつくような耐え難い痛み(視床痛)であり、
外部からの刺激で誘発されます。
頑痛には2種類あり、1つは治療することができないガンの末期などに
生じる痛みで、痛みを感じる末梢神経に絶え間なく痛み刺激が加えられる
ことが原因です(末梢性疼痛)。もう1つは中枢神経、とくに脳の中に
病気があり、それが原因で生じる激しい痛み(中枢性疼痛)です。

視床痛は脳の視床部(感覚の伝導路の中継地点)の病変、とくに脳血管障害に
よって引き起こされます。
治療としては抗てんかん薬、抗うつ薬の服用を行いますが、効果が
不十分のことも多くあります。


心因性疼痛

心因性疼痛
神経系に器質的病変がなく、末梢からの刺激がないにもかかわらず、
痛みを生じます。心因性疼痛の典型的なものとして、慢性頭痛、
持続性腰痛、非定型的顔面痛、原因不明の腹痛や骨盤痛があります。
心因性疼痛は、患者さんは本当に痛み(すなわち、疼痛は作為的な
ものではなく患者は詐病ではない)を経験しているにもかかわらず、
これらの症状は身体的障害というよりはむしろ精神身体的障害として
よりよく説明されます。
痛みは通常限局性ですが、部位が変化することも多くあります。
原因としてヒステリー、うつ病、分裂病、性格異常の部分症状と
考えられます。
治療として原因疾患の治療および心理的障害の治療のための精神安定薬、
抗うつ薬の服用を行います。






舌咽神経痛とは

◇舌咽神経痛とは
舌咽神経痛は、舌咽神経の刺激による知覚神経の支配が問題を起こすと
出現します。これは脳血管疾患とは区別され、舌の付け根の部分の痛みや
違和感を起こします。舌咽神経痛のはっきりとした原因は不明ですが、
主な原因としてあげられるものは腫瘍や血管の異常です。いずれも
舌咽神経を圧迫することによる疼痛発作を引き起こします。
舌咽神経痛の原因が腫瘍であれば、腫瘍が見つかり次第直ちに腫瘍に
対する処置治療が施されます。また、多いのが血管による神経の圧迫です。
血管がもろくなったり腫れたりする事で隣にある舌咽神経を圧迫します。
圧迫を受けた神経は疼痛発作を起こします。または慢性的な違和感に
悩まされます。舌下腺や顎下腺の副交感神経支配も悪くなりますので、
唾液の分泌に影響してきます。


◇舌咽神経とは
舌咽神経は舌と咽頭に分布している神経です。この神経は運動神経線維と
知覚神経繊維と副交感神経繊維を含んでいます。

舌の後端(喉に近い奥の部分)の粘膜と咽頭部の粘膜に分布する知覚神経と、
唾液や食物を飲み込む時の嚥下に必要な咽頭筋を支配する運動神経が
存在しています。また、舌の後方の3分の1の味覚を支配しています。
さらに副交感神経は、舌下腺、顎下腺を支配して唾液の分泌を支配しています。

舌咽神経は異常をきたすと様々な問題が起こります。まずは嚥下の
異常です。脳血管疾患などで舌咽神経に異常をきたすと、唾液や
水や食べ物も喉を自力で通過させることが困難になります。水などは
肺に入ってしまう可能性もあり肺炎(誤嚥性肺炎 )の危険性もあります。
そのためチューブを直接喉や腹部から挿入して水分や食物を補給
しなければなりません。知覚の麻痺も起こり、当然味覚障害が起こります。

坐骨神経痛の症状

◇坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛というのは正しくは病名ではなく、症状に対する名前です。
坐骨神経の経路と分布領域に痛みのあるものが坐骨神経痛と呼ばれています。
臀部から脚にかけて走行する坐骨神経が何らかの原因で圧迫される
ことにより痛みが生じます。
腰、臀部(お尻)~太ももの後ろ側にかけて鋭い痛み、下腿やかかと、足の裏などの足しびれの原因となります。
また、併せて下腿やかかと、足の裏まで痛みがある場合もあります。

坐骨神経痛の症状は、特に動いていなくても、太ももから足の先や
足の裏にまで痛みを感じることがあります。ある日突然に、太ももの
痛みやしびれが現れてるケースもあります。急性腰痛のように急性的な
痛みではなく連続的に起こってきます。また痛み以外に下肢のしびれや
重だるい感じ、歩くのもつらいと感じる場合もあります。

中・小殿筋、腰方形筋に問題がある場合
中・小殿筋はスポーツ外傷、転倒、様々な動作時に痛めやすい筋肉です。
立位では痛みをあまり感じませんが、 座位だと骨盤上部に痛み、足に
しびれなどが出ます。左右どちらか、若しくは両方のお尻の上あたりを
押さえると痛みを感じる場所があったり 、 無意識に揉んだり、押したり
していることあります。
中殿筋の場合はさらに進行すると腰方形筋など他の筋肉にも症状が進み
範囲が広がっていきます。範囲が広がりますと、治療回数も多く通院
しなければ治らなくなってきます。

坐骨神経痛は、一般に整形外科などでは原因を治すのではなく、症状を
取る治療が主になります。レントゲンやMRIで腰椎などに異常が
見られないと、痛み止めの薬や湿布での治療になります。

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