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舌咽神経痛とは

◇舌咽神経痛とは
舌咽神経痛は、舌咽神経の刺激による知覚神経の支配が問題を起こすと
出現します。これは脳血管疾患とは区別され、舌の付け根の部分の痛みや
違和感を起こします。舌咽神経痛のはっきりとした原因は不明ですが、
主な原因としてあげられるものは腫瘍や血管の異常です。いずれも
舌咽神経を圧迫することによる疼痛発作を引き起こします。
舌咽神経痛の原因が腫瘍であれば、腫瘍が見つかり次第直ちに腫瘍に
対する処置治療が施されます。また、多いのが血管による神経の圧迫です。
血管がもろくなったり腫れたりする事で隣にある舌咽神経を圧迫します。
圧迫を受けた神経は疼痛発作を起こします。または慢性的な違和感に
悩まされます。舌下腺や顎下腺の副交感神経支配も悪くなりますので、
唾液の分泌に影響してきます。


◇舌咽神経とは
舌咽神経は舌と咽頭に分布している神経です。この神経は運動神経線維と
知覚神経繊維と副交感神経繊維を含んでいます。

舌の後端(喉に近い奥の部分)の粘膜と咽頭部の粘膜に分布する知覚神経と、
唾液や食物を飲み込む時の嚥下に必要な咽頭筋を支配する運動神経が
存在しています。また、舌の後方の3分の1の味覚を支配しています。
さらに副交感神経は、舌下腺、顎下腺を支配して唾液の分泌を支配しています。

舌咽神経は異常をきたすと様々な問題が起こります。まずは嚥下の
異常です。脳血管疾患などで舌咽神経に異常をきたすと、唾液や
水や食べ物も喉を自力で通過させることが困難になります。水などは
肺に入ってしまう可能性もあり肺炎(誤嚥性肺炎 )の危険性もあります。
そのためチューブを直接喉や腹部から挿入して水分や食物を補給
しなければなりません。知覚の麻痺も起こり、当然味覚障害が起こります。

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