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視床痛

視床痛
 脳血管障害の後遺症として、障害側の上下肢に不快な痛みを伴う
ことがあります。視床痛はその代表的なものです。通常、障害後数週から
数ヶ月経過したあとに出現します。視床痛の症状は、原因をとり去ることもできず、なかなか治療が効を奏さない激しい痛みを頑痛で、
痛みは持続性、発作性で焼けつくような耐え難い痛み(視床痛)であり、
外部からの刺激で誘発されます。
頑痛には2種類あり、1つは治療することができないガンの末期などに
生じる痛みで、痛みを感じる末梢神経に絶え間なく痛み刺激が加えられる
ことが原因です(末梢性疼痛)。もう1つは中枢神経、とくに脳の中に
病気があり、それが原因で生じる激しい痛み(中枢性疼痛)です。

視床痛は脳の視床部(感覚の伝導路の中継地点)の病変、とくに脳血管障害に
よって引き起こされます。
治療としては抗てんかん薬、抗うつ薬の服用を行いますが、効果が
不十分のことも多くあります。


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