ダイレクトボンディングとは、歯の表面に樹脂を塗布することにより、歯と歯の間の隙間を埋めたり、歯の高さを調節する方法です。
通常、歯と歯の隙間を埋める治療は、保険対象内のレジンと呼ばれる材料を使用して行われますが、レジンは徐々に変色してしまうため、気になって何度も治療を受ける人もいます。
ダイレクトボンディングは、セラミックに近い樹脂を使用することで、本物の歯に近い光沢や色を再現することができるため、ホワイトニングのように白く光沢のある歯にすることが可能です。
変色にも強いため、従来のレジンに比べると、審美性の高い方法といえます。
ダイレクトボンディングのメリット
ダイレクトボンディングのメリットは、審美性の高さと優れた耐久性にあります。
保険適用内のレジンは、価格を安く抑えられるというメリットがある反面、着色に弱く、時間の経過とともに茶色く変色してしまうケースが多々あります。
特に前歯の場合は変色が目立つため、変色しやすいレジンは避けられる傾向にあります。
ダイレクトボンディングは、色や光沢が本物の歯にそっくりな樹脂を使用するため、ホワイトニングのように歯を白くすることができます。
さらに、歯自体の耐久性もよくなるため、割れたり欠けたりしにくいというメリットがあります。
ダイレクトボンディングの料金
保険対象内のレジンとは異なり、ダイレクトボンディングは保険対象外の治療法なので、費用は全額自己負担となります。
費用は、ダイレクトボンディングの使用度などによって異なりますが、平均的な料金としては1つの歯につき1万円前後かかるところが多いようです。
そのため、大きな欠損の治療というよりは、歯の隙間を埋めたり、少量の欠損を修復するのに適した治療法と言えるでしょう。