FAPホワイトニングとは、クリニックなどで行われているオフィスホワイトニングの一種で、フッ化アパタイト(FAP)という薬剤を用いて行うホワイトニングのことです。
通常のホワイトニング同様、ホワイトニング剤を塗布して着色汚れを取り除いた後、あらためてFAPを塗布し、歯に吸着させます。
FAPを吸着させると歯の表面が滑らかになり、ステインが付着するのを防ぐことができます。
オフィスホワイトニングは着色汚れが再付着しやすく、効果が持続しないというデメリットがありますが、FAPホワイトニングを行うことで、歯の白さを持続させることができるようになります。
また、FAPはフッ素系の化学物質ですが、歯や骨などの組織と成分がよく似ているため、塗布することで歯の強化にも役立ちます。
FAPホワイトニングのメリット
FAPホワイトニングでは、FAPを5層ほど重ねて塗布します。
そのため、歯の表面のエナメル質が保護され、より白く、つやのある美しい歯を形成することができます。
さらに、歯を強化することで、虫歯になりにくくするという長所もあります。
特に日本人は、エナメル質が薄い傾向にあるので、FAPホワイトニングでエナメル質を保護することは非常に効果的ということができます。
FAPホワイトニングは日本国内で、日本人のために開発された施術法であり、特許も取得しているので、安心して受けることができます。
FAPホワイトニングの料金
FAPホワイトニングの料金はクリニックによって異なりますが、一般的な5回コースで8~10万円が目安となっています。
1回のみで設定しているクリニックもありますが、FAPホワイトニングに限らず、ホワイトニングは平均3~5回行うのが通常なので、1回きりでは希望通りの白さにならない確率が高いと考えるべきでしょう。
1本単位で行ってくれるクリニックもありますので、部分的なホワイトニングを希望する人は、事前に1本単位で算出してくれるクリニックを探してみましょう。