アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎とは、風邪を引いていないのに、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こす鼻の疾患のことをいいます。
症状を起こす主な原因は花粉やハウスダスト(=部屋のダニやホコリ)、カビやペットの毛などがあります。

アレルギー性鼻炎の三大症状

■くしゃみ
一日に何回も出る。鼻の中がむずむずしたり痛くなったりする。  
■鼻水
粘り気がない、透明な鼻水がたくさん出る。  
■鼻づまり
鼻の粘膜が腫れておこり、嗅覚が鈍ったり、口で呼吸する原因になる。

アレルギー性鼻炎の原因

人間には、免疫機能が備わっています。
免疫は、人間の身体に異物が入ってきた時に、それを排除する働きを持っています。
ところが、この免疫機能が過剰に働いてしまうケースがあるのです。
その時に、身体に害のないものまで異物とみなし、免疫反応を引き起こします。
風邪でもないのに、鼻水やくしゃみが出るのは、そのせいなのです。

このように、不都合な免疫反応のことを「アレルギー」といいます。
アレルギーを引き起こす原因物質(=抗原)のことを「アレルゲン」といいます。
アレルギー症状を示す人は、多くの場合、家族にも同様にアレルギーの人がいたりもしますが、さらに詳しく調べる場合は、 血液検査やバッチテストも行います。

アレルギー性鼻炎の治療

アレルギー性鼻炎の治療は、いくつかの段階に分かれます。
まずは、予防的な面です。生活環境・生活習慣の改善をし、 アレルゲンとの接触を避けることが基本になります。

ダニが発生しやすい環境を作らない、花粉の飛ぶ季節は窓を開けない、外出は極力控える、 洗濯物を取り込む時はしっかり花粉を落としてから等々、生活面での予防を十分に行うことで、アレルゲンとの接触を避けることができます。 
次に、薬物療法です。症状によっては、減感作療法や外科療法などの治療法を行う場合もあります。 薬物療法は、アレルギー性鼻炎の治療法の中でも効果が高く、中心的な治療法となっています。

■抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻水、 鼻づまりなどの、アレルギー性鼻炎の諸症状を和らげる薬です。
鼻の粘膜を乾燥させる働きをしますが、多くの薬では眠気などの副作用をもたらしますので、注意が必要です。

抗ヒスタミン薬には、第一世代と第二世代があります。
第二世代の抗ヒスタミン薬は抗ヒスタミン作用と抗アレルギー作用の2つの効果があり、第一世代のものと比べて副作用が少ないのが特徴です。

■化学物質遊離抑制薬
化学物質遊離抑制薬は、 アレルギー性鼻炎の予防的治療として使用される薬です。これは、アレルギーを起こす化学伝達物質を抑える(抗アレルギー作用と言います) ものです。

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このページは、adminが2012年5月16日 15:22に書いたブログ記事です。

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