ウイルス性鼻炎とは
鼻炎といえば、アレルギー性鼻炎を連想する人も多いですが、様々な鼻炎の種類があります。
その一つが、「ウイルス性鼻炎」です。
ウイルス性鼻炎は、いわゆる感冒(=風邪)のことです。
急性のウイルス性鼻炎は、様々なウイルスが原因で起こります。
ウイルス性鼻炎の症状
ウイルス性鼻炎の症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、頭痛、せき、微熱などがあります。
のどのいがらっぽさは、ウイルス感染症にある典型的な症状で、鼻の粘膜が赤くなり、浮腫状になっています。
ウイルス性鼻炎を和らげるには
風邪ウイルスに効く特効薬は、残念ながら存在しません。
もっぱら、症状を和らげるための治療を行うことになります。
鼻づまりを和らげるには、フェニレフリンのスプレー式点鼻薬かプソイドエフェドリンの内服薬を用います。
これらの薬は、薬局で入手できる市販薬で、鼻粘膜の血管を収縮させる効果があります。
抗ヒスタミン薬には鼻水を抑える効果がありますが、眠気などの副作用があり、特に高齢者で強くみられるので、要注意です。
抗生物質は急性のウイルス性鼻炎には効き目がありません。