鼻炎とは
鼻炎とは、風邪ではないのにくしゃみや鼻水、鼻づまり等の症状を起こす、鼻の疾患のことです。
ウイルスやアレルギーの原因物質(花粉やダニ、埃など)などの異物が体に入ると、これらの物質を排除しようとする働きがあります。
その時、ヒスタミンなどの化学伝達物質が遊離します。
このヒスタミンによって鼻粘膜の知覚神経が刺激されてくしゃみが出ます。
このように、鼻粘膜が炎症を起こし、くしゃみや鼻水となるのが、「鼻炎」の正体なのです。
鼻炎には、風邪の症状として現れる「急性鼻炎」と、アレルギーによって現れる「アレルギー性鼻炎」があります。
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎症を起こす主な原因は花粉やハウスダスト(家の中のダニやホコリ)、 カビやペットの毛などと言われています。
ハウスダストが原因でアレルギーが起こる場合、特に冬は要注意です。
冬は、窓を閉め切って暖房をするので、ダニや埃が常に部屋の中を飛び回っている状態になるため、症状が強く出ることがあります。
冬場の空気の乾燥も症状を悪化させる要因となります。
「カビ」もアレルギー性鼻炎の原因!?
アレルギー性鼻炎の原因で、意外と知られていないのが、「カビ」の存在です。
実は、アレルギー性鼻炎の原因としては「花粉」、「ハウスダスト」に続いて3番目に多いのが、カビなのです。
カビには植物から発生する物もあり、それらは部屋の中に浮遊します。それを吸うと鼻炎を起こすこともあります。
特に、梅雨の時期にはカビが発生しやすいので、注意が必要です。
最近増えている、アレルギー性鼻炎
最近、アレルギー性鼻炎の人が増えています。その原因は生活様式の変化によるものが多いといえるでしょう。
スギ花粉の増加、食生活の変化等のほか、カーペット、エアコンの普及によって、ダニ、ハウスダストが増加しやすい環境になっているのです。