ホワイトニングは安全性の高い施術法として知られていますが、副作用のリスクも伴います。
ホワイトニングの副作用として最も大きなものは知覚過敏です。
知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口に含んだとき、歯がしみる症状のことです。
ホワイトニングによる知覚過敏は必ず起きるものではありませんが、特にホームホワイトニングの場合、歯科医の指示を無視して勝手に回数や時間を増やしたりすると、知覚過敏の症状が出やすくなります。
特に日本人は歯のエナメル質が薄いため、副作用が生じやすい傾向にあるといわれています。
通常は時間の経過とともに解消されますが、ひどい症状が出た場合は、ホワイトニングを一旦中止し、フッ素入りの歯磨き粉を使用して歯磨きを続けるとおおかた解消されます。
ほかには、まれに歯ぐきが痛むなどの症状があらわれることがありますが、こちらは知覚過敏ほど事例が報告されていません。
副作用のリスクを軽減するには
副作用のリスクを軽減するには、1日のホワイトニングの時間および回数の規定をしっかり守ることです。
特にホームホワイトニングの場合、より歯を白くしようとして、規定の回数以上にホワイトニングを行ったり、時間を大幅に延長するなど、自分なりにカスタマイズしてしまうと、副作用のリスクが高まってしまいます。
逆に、回数や時間を短くしてしまうと、ホワイトニングの効果自体が薄れてしまうので、回数や時間は医師からの指示を忠実に守り、長すぎず、短すぎず行うことが大切です。